【2026年9月第2週】銅 週次レポート

製造業サプライチェーン研究所

基板実装・EMSを起点に、電子部品調達、原材料市況、調達リスク、価格転嫁、製造コストまで。 製造業の調達・営業・経営判断に使える有料レポート、企業データ、Excelツールを販売。 ニュースを現場で使える判断材料に変換します。

▶製造業サプライチェーン研究所

THE SUPPLIER · 7層素材カスケード分析

銅 史上最高値の後の反落、鉱山生産は2017年以来初の減少へ

2026年9月第2週
第1層: 上流ショック(実データ)
LME銅 現物決済(9/11)
14,238.50
USD/トン
週間 -2.1%(9/7比)
史上最高値(9/8 場中)
14,875
USD/トン
年初来 +19%
国内銅建値(9/11)
228
万円/トン
前回比 -9万円
LME指定倉庫在庫(9/11)
234,475
トン
週間 -2,000トン
伝播経路 — 7層カスケード(鉱石から店頭まで)
第1層上流原料
銅精鉱・鉱山生産
上期世界生産 -1.1%(ICSG)/年間TC・RC 0ドル
LME銅
14,238.5 USD/t
↓
第2層一次加工材
電気銅
建値228万円/t
長契プレミアム
330ドル/t(前年88ドル)
銅スクラップ
再生原料への転換進む
↓
第3層中間材料
銅条・銅板
建値連動、月内5%振れ
銅線材
電線向け主原料
伸銅品
26年度70万トン台予測
↓
第4層部品・素子
電線・ケーブル
6月出荷5.04万トン
巻線・コネクタ
4〜7%値上げ実施済み
プリント基板
銅箔コスト上昇
↓
第5層組立品
変圧器・配電盤
全国的に不足、納期長期化
EVモーター
巻線コスト増
熱交換器
空調向け銅管
↓
第6層最終製品
EV・自動車
自動車向け電線+5.2%
エアコン・家電
27年省エネ基準改定前
データセンター
大型1件で最大5万トン
↓
第7層店頭・家計
電気料金
10月検針分で10社値上げ
家電量販店価格
空調は在庫調整局面
CPI
7月コア +1.8%
業界別アラート
電線・ケーブル
フジクラ・ダイヤケーブルが4〜7%改定、6月から実施
転嫁進行中
ラグ 約2カ月
警戒
変圧器・配電盤
データセンター需要で全国的に不足、納期が年単位
供給制約
ラグ 6〜12カ月
警戒
銅製錬・鉱山
上期世界鉱山生産-1.1%、10/1に4社統合、小名浜は27年3月末で精鉱処理停止
構造転換
即時
警戒
空調・家電
熱交換器の銅管コスト増、27年省エネ基準改定が重なる
転嫁準備
ラグ 3〜6カ月
注意
自動車・EV
自動車向け電線出荷は6月に前年比+5.2%と堅調
交渉局面
ラグ 3〜6カ月
注意
電気料金・家計
10月検針分で大手10社が値上げ、11月に補助金終了
先行波及
10〜11月
警戒

結論サマリー

LME銅3カ月物は9月8日に史上最高値1万4875ドルを付けた。

その後は利益確定売りに押され、11日の現物決済値は1万4238.5ドルまで下げた。

米国の精錬銅関税を巡る思惑と、上期1.1%減という鉱山生産の縮小が相場の両輪だ。

国内銅建値は9月11日に9万円下げ、1トン228万円となった。

原料高はすでに電線と変圧器まで届き、店頭価格への波及はこれから本格化する。

今週の動き

記録更新と急反落が同じ週に同居した、神経質な5営業日だった。

週明け7日のLME銅現物決済値は1トン1万4540ドル。

8日には取引時間中に1万4875ドルを付け、史上最高値を更新した。

しかし9日以降は流れが変わる。

サクソバンクのオーレ・ハンセン氏は、短期と長期の材料にずれが生じていると指摘する。

RSIが70を超える買われ過ぎ水準の継続も、調整を呼び込んだ。

週末11日の現物決済値は1万4238.5ドルで、週明けからの下落率は約2.1%。

それでも年初来では約19%高い水準にある。

直近5日間の値動き

9月7日の現物決済値は1万4540ドルで、前週末比169ドル高で始まった。

8日は1万4737ドルまで上げ、決済ベースでも過去最高を記録した。

9日は1万4672ドルと小幅安。

10日に1万4390ドルへ282ドル下げ、調整局面が鮮明になった。

11日は1万4238.5ドルで着地している。

LME指定倉庫在庫は7日の23万6475トンから11日の23万4475トンへ2000トン減った。

価格が下げても在庫は積み上がらず、現物需給の締まりは崩れていない。

今週の主要因

第一に、米国の関税政策を巡る不透明感である。

商務省は精錬銅カソードへの関税勧告を6月30日期限で提出済みだが、政権は内容を公表していない。

2027年1月に15%、2028年1月に30%という段階導入案が観測として残る。

第二に、鉱石供給の細りだ。

国際銅研究会(ICSG)によれば、2026年上期の世界鉱山生産は前年同期比1.1%減となった。

チリ、インドネシア、コンゴ民主共和国の3大産地が揃って減産している。

モルガン・スタンレーは、2017年以来初となる年間ベースでの鉱山供給減を予測する。

第三に、中国の需要鈍化がある。

8月の未加工銅輸入は38万2000トンで、7月の42万5000トンから減った。

8月としては6年ぶりの低水準になる。

7層カスケード分析

鉱山の減産が、日本の家庭の電気料金にまで一本の線でつながっている。

今回の高値局面が過去と違うのは、上流の供給制約と下流のAI・電化需要が同時に起きている点だ。

7層それぞれで価格転嫁の進み方が分かれる。

上流ほど即時に、下流ほど遅れて、そして薄く伝わる。

第1層と第2層: 上流原料と一次加工材

第1層の銅精鉱は、数量と加工賃の両方が異常値を示している。

2026年の年間TC/RCベンチマークは1月に1トン0ドルで決着した。

年間交渉として過去最低であり、スポットTC/RCも2024年以降マイナス圏が続く。

製錬所が精鉱を買うほど赤字になる構造である。

数量面では、ICSGの集計で上期の世界鉱山生産が1.1%減った。

チリは第2四半期が少なくとも19年ぶりの低水準で、通年ガイダンスを2.6%減へ下方修正している。

コデルコとフリーポート・マクモランはいずれも二桁の減産だ。

グラスベルグ鉱山も2025年9月の土砂崩落事故から回復途上にある。

フリーポートは稼働率を現在40〜50%とし、完全復旧を2028年初に後ろ倒しした。

2026年の生産見通しも10億ポンドから7億ポンドへ引き下げている。

第2層の電気銅では、国内銅建値が9月11日に237万円から228万円へ9万円下げた。

ドル円が154円ちょうど近辺まで戻したことも建値を押し下げている。

ただし2026年のPPC長期契約プレミアムは1トン330ドル。

前年の88ドルから約3.8倍で、調達コストの底上げは続く。

第3層: 中間材料

銅条、銅板、銅線材といった伸銅品は、建値連動で機械的に価格が動く層だ。

日本伸銅協会は中期需要が2026年度に70万トン台へ回復すると見ていたが、実際のペースは緩い。

この層の問題は価格水準よりも建値改定の頻度にある。

9月だけで1日240万円、3日237万円、7日235万円、10日237万円、11日228万円と5回動いた。

月内で12万円、率にして5%の振れ幅だ。

加工賃を乗せて売る伸銅メーカーには、在庫評価損益の管理が重い負担になりつつある。

第4層: 部品・素子

電線とケーブルが、銅価格の影響を最も素直に受ける部品層である。

日本電線工業会によれば、2026年6月の銅電線出荷銅量は5万400トン。

前年同月比1.1%減、前月比10.3%増だった。

部門別では建設電販が2万2700トンで1.6%減、電機が1万700トンで3.9%増。

自動車が8700トンで5.2%増と伸びる一方、電力向けは3400トンで7.7%減、輸出は1000トンで15.5%減だった。

数量が伸び悩むなかで、メーカーは価格改定を積み重ねてきた。

フジクラ・ダイヤケーブルは2026年4月6日、ほとんどの品種で4〜7%の値上げを表明し、6月から順次実施している。

巻線やコネクタ、プリント基板の銅箔も同じ方向を向いている。

第5層: 組立品・中間製品

変圧器と配電盤が、いま最も需給の締まっている組立品だ。

データセンターの急拡大により、大型変圧器は全国的に不足している。

納期が年単位に延びる案件も出ており、価格交渉力は売り手側にある。

東芝エネルギーシステムズは送変電機器事業の増産投資を大幅に拡大した。

EVモーターの巻線とエアコンの熱交換器も、銅使用量が大きいサブアセンブリだ。

この層は供給側の能力制約が同時に効くため、価格転嫁が通りやすい。

逆に言えば、銅価格が下がっても製品価格は簡単には下がらない。

第6層: 最終製品への波及

空調

ルームエアコンは2027年の省エネ基準改定を控え、値上げと在庫調整が重なる局面にある。

熱交換器の銅使用量が多く、原料高の影響を受けやすい。

自動車とEV

EVは内燃機関車の3倍前後の銅を使う。

ハーネスとモーター巻線の調達コストが車両原価を押し上げている。

データセンター

従来型施設で1件あたり5000〜1万5000トン、AI向け超大規模施設では最大5万トンの銅を使う。

2030年には年間50万トン超の消費が見込まれる。

住宅・建築設備

建設電販向けの電線出荷は前年割れが続く。

着工の弱さが、価格転嫁の余地を狭めている。

再生可能エネルギー

太陽光と洋上風力は単位出力あたりの銅使用量が大きく、連系工事の資材費上昇が事業採算を圧迫している。

第7層: 店頭・家計・マクロへの波及

家計に最も早く届く経路は、店頭価格ではなく電気料金である。

大手電力10社は2026年10月検針分で全社が値上げとなった。

前月比の上げ幅は中部電力ミライズが510円で最大、北陸電力が351円で最小。

月260kWhの標準家庭では、北海道電力が1万410円、中部電力ミライズが8211円、関西電力が6989円となる。

政府の電気・ガス料金支援は9月検針分の1kWhあたり3.5円を最後に縮小し、11月検針分以降は終了する見込みだ。

さらに送配電8社の託送料金が2026年11月から引き上げられる。

総務省の消費者物価指数では、2026年7月の生鮮食品を除く総合が前年同月比1.8%上昇。

生鮮食品とエネルギーを除く総合は1.9%上昇で、6月の1.7%から加速した。

電気代とガス代のマイナス寄与は6月の0.10%から7月の0.01%へ縮み、エネルギーは物価の下押し要因でなくなりつつある。

今後の展望

短期は調整、中期は高止まり、長期は構造的な不足というのが基本線だ。

来週の注目ポイント

最大の焦点は米政権による精錬銅関税の判断である。

商務省勧告の内容が公表されれば、COMEXとLMEの価格差が一気に動く。

LMEの現物と3カ月物のスプレッドは1トン41ドルまで縮小した。

8月中旬の436ドルからの急縮小は、現物逼迫の緩和を示唆する。

このスプレッドの再拡大が、上昇再開の先行指標になる。

10月1日にはJX金属や三菱マテリアルなど4社の統合会社が発足し、国内の販売条件交渉に影響が出る可能性がある。

1ヶ月先の見通し

シティは1年以内に1トン1万5000ドルへ到達するとの見方を示している。

ゴールドマン・サックスも年末目標を1万3735ドルへ引き上げた。

一方で中国の輸入減速は無視できない。

8月の未加工銅輸入が6年ぶりの低水準となったのは、川下の買い控えが実体化した証拠だ。

向こう1カ月は1万3800ドルから1万4900ドルのレンジを想定したい。

国内銅建値は220万円台から240万円台の振れが続きそうだ。

3ヶ月先の構造的展望

四半期単位で見ると、需給の絵は引き締まったままだ。

パンパシフィック・カッパーは2026年の世界需給を37万2000トンの不足と予測している。

2025年の14万9000トン不足より深刻化し、2027年も12万トンの不足が続く見通しだ。

ゴールドマン・サックスは米国を除いた2026年の不足を64万トンと見る。

調査会社CRUも63万9000トンの供給過剰予測を取り下げ、実態は不足市場だとの見方に転じた。

IEAは2035年までに30%の供給不足が生じるとし、鉱石品位が1991年比で40%低下したことを指摘した。

新規鉱山は発見から生産まで平均17年を要する。

供給側の解は3カ月では出ない。

12月からの2027年TC/RCベンチマーク交渉が、次の大きな節目になる。

リスクシナリオ

上振れは、米政権が精錬銅への関税を正式決定する場合だ。

米国外の在庫がさらに細り、1万5000ドル突破が現実味を帯びる。

下振れは、中国の不動産と製造業の減速が長引く場合になる。

高値疲れの買い控えが広がれば、1万3000ドル台前半までの調整もあり得る。

三つ目は製錬所の連鎖停止だ。

TC/RCがゼロ近辺で固定されれば、アジアのカスタム製錬所で追加の減産が出る。

地金の供給制約が、鉱石不足とは別の経路で価格を押し上げる。

業界別の対応指針

調達担当者

銅建値の月内変動が5%に達している以上、月次平均建値での契約条件を再点検したい。

電線とケーブルは値上げが実施済みであり、数量コミットと引き換えの条件交渉が有効だ。

変圧器とキュービクルは価格よりも納期を優先し、2027年度着工分まで先行発注を検討すべき局面にある。

経営者

製錬能力の国内再編は2027年3月の小名浜製錬停止で一段進む。

国内で電気銅を安定調達できる前提が、静かに変わりつつある。

リサイクル原料への切り替えと長期契約比率の引き上げを、中期計画に織り込む時期だ。

銅使用量そのものを減らす設計変更も、いまなら投資回収年数が短い。

投資家

製錬各社はTC/RCゼロの直撃を受け、銅価格の上昇が業績に結びつきにくい。

鉱山権益を持つ商社と、値上げが通る電線メーカーで収益構造が分かれている。

よくある質問

Q1: 今週、銅はなぜ上昇後に反落したのですか?

9月8日に史上最高値1万4875ドルを付けた後、買われ過ぎ水準から利益確定売りが出たためだ。

中国の8月輸入が6年ぶりの低水準だったことも響いた。

Q2: この動きはいつまで続きますか?

米政権の精錬銅関税の判断が出るまで、高値圏での振れが続きやすい。

鉱山生産は2017年以来初の年間減少が見込まれ、需給の締まりは2027年まで続く。

Q3: 自社の調達戦略にどう影響しますか?

月次建値の振れ幅が5%に達し、四半期固定価格での購入は不利になりやすい。

電線と変圧器は価格より納期の確保を優先したい。

Q4: 為替の影響はどのくらいですか?

円安が1円進むと素材輸入コストは平均0.7〜0.9%上昇する。

9月11日のドル円は154円近辺で、建値の下方改定要因になった。

Q5: 消費者の店頭価格にはいつ反映されますか?

原料から店頭までの完全転嫁には平均6〜9カ月かかる。

ただし電気料金だけは、託送料金改定を通じ2026年11月以降に先行して効く。

編集部解説:日本への波及

日本にとっての銅問題は、価格ではなく製錬能力の話になりつつある。

地金を買う話から、地金を作り続けられるかという話へ論点が移っている。

日本の主要業界への影響

非鉄製錬業界の再編が、2026年後半に一気に動く。

三菱マテリアル、JX金属、三井金属、丸紅の4社は2026年5月28日に最終契約を締結した。

銅精鉱の購入と電気銅などの販売事業を、パンパシフィック・カッパーの子会社へ統合する。

統合期日は2026年10月1日。

出資比率はJX金属32.5%、三菱マテリアル32.0%、三井金属21.9%、丸紅13.6%となる。

TC/RCが年間ベンチマークでゼロまで落ちた以上、単独交渉では買鉱条件を取り返せないという判断だ。

三菱マテリアルは2026年3月25日、小名浜製錬所の銅精鉱処理を2027年3月末で停止すると発表した。

電解工場は操業を継続し、E-Scrap処理などのリサイクル事業へ重心を移す。

JX金属も大分の製錬工場に焼却炉を増設し、銅の再生処理能力を1.5倍へ引き上げる方針だ。

精鉱から地金を作る事業から、スクラップから地金を作る事業への転換が鮮明になった。

需要側では、電線各社が値上げを積み上げている。

住友電気工業と古河電気工業は、データセンター向け光ケーブルと電力ケーブルの好調が原料高を吸収している。

一方、建設電販向けは2026年6月時点で前年同月比1.6%減であり、値上げが数量を削る構図が残る。

ダイキン工業などの空調メーカーは2027年の省エネ基準改定を控え、旧基準機の在庫を計画的に絞り込む局面だ。

一方の自動車向け電線は前年同月比5.2%増と堅調で、ハーネス各社の価格転嫁交渉も進みやすい。

商社マン視点の先読みポイント

丸紅が今回の統合会社に13.6%出資したことで、商社が製錬の川上から販売の川下まで一本で握る体制が整う。

三菱商事と三井物産はチリの隣接鉱山で共同操業に踏み込み、三菱商事はペルーで年間30万トン規模の生産を立ち上げた。

権益を持つ商社にとって銅高は素直な増益要因だが、製錬マージンは別勘定であり両者は連動しない。

いま商社の金属トレーダーが見ているのは、価格水準ではなく三つのスプレッドだ。

第一にCOMEXとLMEの価格差で、米国の関税判断が出るまでこの差が在庫のロケーションを決める。

第二にLMEの現物と3カ月物のスプレッド。

9月11日時点で1トン41ドルまで縮み、8月中旬の436ドルからの急縮小は目先の逼迫が一段落したことを示す。

第三にTC/RCで、12月からの2027年ベンチマーク交渉が最大の山場になる。

需要家には、2027年上期分までの長期契約比率を引き上げる提案が通りやすい。

建値が228万円まで下げた今は、年間固定を取りに行く数少ない窓になる。

スポット調達は、関税判断の公表を挟んで価格差が開く場面を狙う。

海上運賃は中東航路次第で振れるため、CIF建てとFOB建ての使い分けを詰めておきたい。

ヘッジは3〜6カ月先を中心に置くのが実務的だ。

地政学リスクではグラスベルグの復旧ペースとチリの天候が最大の変数だが、どちらも自社では制御できない。

だからこそ調達先の分散とリサイクル原料の確保が、最も投資対効果の高い打ち手になる。

まとめ

今週の銅相場は、記録更新と反落が同居する転換点を示した。

9月8日の1万4875ドルは通過点であり、方向感は米国の関税判断待ちだ。

在庫が減り続けている以上、下値は限定的と見るのが自然になる。

日本の論点は、価格よりも製錬能力の維持に移っている。

10月1日の4社統合と2027年3月の小名浜停止が、その象徴になる。

家計への波及は、店頭価格より先に電気料金から始まる。

10月検針分で大手10社が値上げし、11月には補助金終了と託送料金改定が重なる。

銅は電化社会の血管であり、その価格は最終的に全産業のコストに現れる。

上流の供給制約は3カ月では解けない。

いま打てる手は、長期契約と設計変更とリサイクルの三つに絞られる。

出典

製造業サプライチェーン研究所

基板実装・EMSを起点に、電子部品調達、原材料市況、調達リスク、価格転嫁、製造コストまで。 製造業の調達・営業・経営判断に使える有料レポート、企業データ、Excelツールを販売。 ニュースを現場で使える判断材料に変換します。

▶製造業サプライチェーン研究所

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次